来年5月19日告示、26日投開票の御坊市長選に向けて、現職の三浦源吾氏(64)=島・1期=が19日、出馬要請第1号を受けて立候補に前向きな姿勢を示した。

 出馬要請は三浦氏が住む地元の東春日会で、二階俊樹会長ら役員が市役所で要請書を提出。三浦氏は「市長就任以来、新庁舎の建設やコロナ対策などを進め、1年1年があっという間に過ぎた。自分では頑張ってきたつもりだが、市民がどう感じているのか不安に思っている中での出馬要請で、こんなにうれしいことはない。本当に感激」。残された任期に全力を尽くし、今後については後援会と相談するなどとして出馬を明言しなかったが、「あらためて身の引き締まる思いで、頑張っていかなければいけないと思っている」とし、2期目の市政運営に意欲十分。正式には来年3月の議会で表明するとみられている。

 2016年の御坊市長選では現職柏木征夫氏と新人二階俊樹氏の保守分裂選挙となり、次の20年の選挙では日高振興局長を最後に、県庁を定年退職した三浦氏が立候補。分裂した構図が一本化される形で無投票となった。次期市長選に向けていまのところ表立った新人出馬の話はなし。関係者によると、今後も現職への出馬要請を予定している団体があり、三浦市政の続投ムードが強まっていきそうだ。