開会式で「ゴミ拾いはスポーツだ!」と声をあげる参加者

 県主催のクリーンアップ運動in和歌山スポGOMI大会が9日、みなべ町の南部海岸で開かれ、県内外の職場や家族、地域など23チーム90人が参加し、ゴミ拾いに汗を流した。

 スポGOMIは2016年度から県内各地で開催され、今回が28回目。みなべ町では昨年に続き2年連続の開催となった。「ゴミ拾いはスポーツだ」を合言葉に、3~5人のチームが制限時間内にゴミを回収し、ゴミの種類や量、分別がきちんとできているかに応じてポイントを競う。

 開会式では地元の南部小3年の猪野晴道君、小谷碧君が選手宣誓。参加者は町から配布されたゴミ袋を手に、エリア内の海岸線約1・2㌔にわたって落ちている空き缶やペットボトル、たばこの吸い殻などを拾い集めていった。

 社会貢献の取り組みの一環で参加する企業も多く、シオノギヘルスケア株式会社(大阪市)からは4チーム12人が参加。経理部の井上沙央さん(35)は「北海道函館市の海岸線でもゴミ拾いをしたことがありましたが、函館と比べて南部海岸はきれいだなという印象です。プラスチックの欠片など小さなゴミも見逃さず拾っていきたい」と話した。

 参加者は制限時間約1時間半でゴミを収集した。閉会式では、上位3チームに賞品として県産品などを贈呈。全チームに参加賞が贈られた。