元日に初詣客でにぎわう小竹八幡神社

 コロナ禍で迎えた3度目の正月、日高地方の神社や寺院では多くの初詣客でにぎわった。神社関係者によると、行動制限がなかったことなどからコロナ前と同じ程度の人出だったという。

 御坊市の小竹八幡神社では今年も感染防止対策で鐘を鳴らす鈴緒を撤去し、手指を消毒するアルコールを設置。マスク姿の家族連れらが大勢訪れ、参拝を順番待ちする人の列もみられた。お守りなどを販売する授与所では巫女が「おめでとうございます」と声をかけて新春ムードが漂っていた。

 家族で訪れた薗の60代男性は「家族の健康を神様に祈願しました」と話し、里帰り中の20代の女性も「最近、コロナの感染が拡大していますが、コロナに慣れて必要以上に心配をしなくなりました。マスクはエチケットとして着用していますが、初詣もコロナだからと言って特に感染を気にしてません」と笑顔を見せていた。

 同神社によると、「3日間とも天気がよく、特に元日の参拝者が多かったです。トータル的には例年とほとんど変わらなかったのではないかと思います」と話していた。