力強い筆さばきで揮ごうする生徒

 みなべ町埴田、鹿島神社(亀井隆行宮司)で1日、新春大書初めが行われ、南部高校書道部の生徒が新型コロナ禍の終息を願って力強いパフォーマンスを披露した。

 県高校総合文化祭で鹿島神社の伝説を作品にしたのが縁で行っており、今年4年目。

 部員12人のうち2年生6人、1年生2人が、境内中央の特設舞台にはかま姿で登場。縦180㌢、横90㌢紙4枚に、今年の干支である「癸卯(みずのと・う)」と、癸卯が意味する内容から「おそれず挑戦」「飛躍」、試練を乗り越えれば必ず晴れ渡るという意味の「雲外蒼天」の文字をリズムよく揮ごうすると、集まった初詣客から大きな拍手が湧き起こった。火縄明俐部長は「皆さんがコロナ禍という試練も努力して乗り越え、何事にも恐れずに挑戦する1年にしてほしいという思いを込めました」と話した。

 書初めの前には巫女の舞も奉納した。