みなべで師走恒例のたすけあい托鉢

 みなべ町の寺院でつくる南部町仏教会(畑﨑周定会長)は10日、恒例の歳末たすけあい托鉢を行った。

 1928年(昭和3)、同会が設立した二葉幼稚園(現南部幼稚園)の運営資金を集めるために始めたのがきっかけ。戦後、幼稚園の運営が軌道に乗ってからは歳末のたすけあい運動として行っており、今年で94回の歴史がある。

 9人が参加し、堺地内の常福寺を出発。鉦を鳴らし、「南部仏教会です。歳末たすけあい托鉢を行っています」とマイクで呼びかけながら旧南部町内を歩いて回った。

 鉦の音が聞こえると家から住民が出てきて寄付する姿がみられ、同会では「毎年、托鉢を待ってくれている住民がたくさんいて、本当にありがたいです」と話していた。
 集まった募金は社会福祉協議会に寄付する。