2度目の優勝を飾った日高ドリームガールズ

 県内女子学童野球の祭典、第5回梅の里ガールズベースボール大会が10、11の2日間、みなべ町の共和球場で開催され、決勝は日高地方の女子選手で構成する日高ドリームガールズが劇的なサヨナラ、和歌山シティスターズを2―1で下し、4年ぶり2回目の優勝を飾った。

 同実行委員会主催、県軟式野球連盟日高支部学童部主管、みなべ町の有限会社山崎果樹園と有限会社下村重機が協賛。県内各支部選抜の6チームが参加し、トーナメントで争った。

 決勝は昨年と同じ日高と和歌山シティスターズが対戦。日高は1点を追う5回、5年生の主砲柴田が左中間を破るソロ本塁打を放って同点。チームは4回まで無安打に抑えられていたが、初安打が本塁打となり、流れをぐっと引き寄せた。同点の最終回には先頭の井藤が内野安打、犠打、セーフティバントで1死二、三塁と絶好機を作ると、山西が右前適時打で接戦に終止符を打った。投げては先発岩橋と5回途中から柴田の継投、堅い守りにも助けられ、和歌山打線を最少失点で切り抜けた。野尻直克監督は「6年生3人を欠く中、チーム一丸となってよく頑張ってくれた。昨年のリベンジができた」と選手をたたえた。

 日高は1回戦で有田を27―0、準決勝は那賀ジーターズを7―1
で破った。

 日高ドリームガールズのメンバーは次の皆さん。
 野尻直克(監督)、小川貴、高橋大和(以上コーチ)、山本しえり(マネジャー)、中本美咲、木下青葉、岩橋花歩、外川結愛、山村芽以、山西海波、竹山愛瑠、津村真未、中西ののか、柴田愛音、井藤緩菜、北岡咲愛、西山晴菜、井戸咲良、大村優、今北結那、寒川心乃珠、北岡煌