写真=宮﨑教育長(前列中央)と永江選手(前列左から2人目)、西出選手(前列右から2人目)ら

 全国中学校体育大会陸上競技砲丸投げで優勝した大成中3年生の永江翔太朗選手ら2人が4日、県庁南別館に宮﨑泉教育長を訪問し、日本一の喜びを報告した。

 永江選手は、第48回全日本中学校陸上競技選手権大会砲丸投げで優勝。予選は自己記録を更新する15・04㍍を記録し、トップで通過した。決勝では一時、15・12㍍を出した東京の選手にトップを譲ったが、最後の一投でこれまでの自己記録を41㌢上回る15・40㍍を記録し、逆転優勝した。

 もう1人の日本一は和歌山市立西和中3年の西出大毅選手で、第51回全国中学校相撲選手権大会、個人決勝トーナメントで優勝。決勝は、優勝候補の一角を倒して勝ち進んできた鳥取の選手を寄り切りで破り、都道府県代表142人の頂点に立った。

 この日は2人のほか、県中学校体育連盟の神谷禎之会長、梅本将志理事長らも同行。宮﨑教育長は両選手や顧問らの功績をたたえた上で、「中高で連携するなど組織づくりも含め、県全体でもっとスポーツに力を入れて盛んにしていきたい」と意気込み、選手らに「先頭で引っ張っていってもらいたい」とエールを送った。

 永江選手は「県記録の15・46㍍を超えて優勝したい」、西出選手は「小学生の時から日本一になるのが夢だったので、優勝できてうれしい。高校横綱になれるよう、怠けず頑張っていきたい」と話し、ともにすでに新たな目標を掲げていた。