最大10連休となったゴールデンウイークが6日で終わった。旅行、趣味、里帰りなど自分の好きな時間を有意義に過ごし、心身ともリフレッシュできたことだろう。4月から新しい学校に入学した新入生や働き始めた社会人にとっては一息つける期間となったのではないだろうか。中には疲れが溜まって休み明けの仕事に影響した人もいるかもしれない。

 昨年は大型連休の期間が終了した直後の5月8日に新型コロナの感染症法上の分類が2類相当から5類に移行となり、今年が実質的にコロナ禍後で最初の連休といえる。観光地はどこもかしこも家族連れらで大にぎわいし、テレビでは人があふれている様子や道路の渋滞などの光景が連日のように報じられた。日高地方でも県内外から大勢の観光客が訪れ、由良町の白崎海洋公園、各地のキャンプ場などの観光施設が大いににぎわった。少年野球などのスポーツ大会、フリーマーケットや子ども向けのイベントも各地で開催された。スポーツ大会では大きな歓声が響き、イベントでは大勢の家族連れらが楽しむ姿がみられた。

 人でにぎわう舞台裏に目を向けると、汗をかきながら運営する地域のスタッフの姿。野球大会では審判員らが休日返上で協力。イベントでも事前の準備から始まり、当日も安全管理などに目を配っていた。

 ゴールデンウイーク期間に限ったことではないが、こうした人たちがいないと、大会やイベントは決して成功しない。イベントや大会を陰で支える人たちがいてこそ、子どもたちが思い切りスポーツに打ち込むことができるし、家族の笑顔が生まれるといえる。(雄)