由良町の前町長畑中雅央(はたなか・まさお)氏が3日、死去した。79歳だった。

 1963年に町職員となり、以降、建設課長、企画課長、総務課長を歴任し、2000年に収入役、翌01年に助役(07年から副町長)を務めた。町長は08年5月19日から20年5月18日までの3期12年務め、その間、中学校や保育所の統合、防災ヘリポートの整備などに取り組み、町政の発展と地方自治の振興に尽力した。また、御坊商工時代は野球部に所属し、1961年のセンバツ大会(新2年生)では初戦で敗れたが、内野手として甲子園の土を踏んだ。自宅は由良町衣奈(えな)85。

 3日午前1時19分、死去。通夜は4日、告別式は5日に江ノ駒の町立由良斉場で執り行った。喪主は長男の一晃(かずあき)氏。