10月9日の「トラックの日」と10月のトラック月間に合わせ、県トラック協会(阪本享三会長)は同日、和歌山市で記念式典とラッピングカーの出発式を行い、トラック運送業界をPRした。

 トラックへの関心を高め、物流の役割を多くの人に知ってもらおうと、トラックの日には毎年全国各地でさまざまなイベントが行われている。

 今年の全国統一標語は「トラックは生活(くらし)と経済のライフライン~」で、県協会は「待っている人の為に~Unsung Hero~」を掲げている。県内では25日にビッグホエールでイベントを開く予定だったが、新型コロナの影響で中止。今回も3密を避けながら、式典とラッピングカーの出発式を行った。

 同市湊のトラック会館で行われた式典では、阪本会長が「トラックの日の行事をするのは近畿では和歌山だけ。開催できたことは本当にありがたい。(今年は)絵画をトラック20台にラッピングした。県民の皆さまにPRしながら、われわれの事業を幅広く知ってもらえれば」とあいさつした。

 続いて、同市西浜の㈱酒本運送和歌山営業所で出発式を行い、県内5つのブロックの子どもたちが描いた「ヒーロー」の絵をラッピングしたトラックがお披露目され、会員が手を振りながらトラックを送り出した。

 協力してくれた園児には交通安全グッズが贈られる。

写真=出発式でトラックのラッピングをお披露目(和歌山市西浜で)