みなべ町晩稲の南部梅林が、2月2日に開園する。3月3日までで、期間中の土日・祝日には多彩なイベントを行う。ことしは初めての試みとして、日本伝統芸能の猿まわしを企画している。運営する梅の里観梅協会(片山清範会長)では目標の来園者数を3万人以上としている。町などのこれまでの調査では、開花始めは2月中旬以降の予想。

 南部梅林は「一目百万、香り十里」のキャッチフレーズで知られ、毎年県内外から大勢の観梅客が訪れる。昨年も京阪神などから2万9711人(目標3万人)が来園してにぎわった。

 昨年までは開園日を1月最後の土曜日としていたが、ことしは2月最初の土曜日に変更。観梅協会では「花が少ない年もあったので、ことしは1週間遅らせた」としている。期間中には梅酒コレクション、よさこい踊りなど多彩なイベントを展開。フォトコンテストもあるほか、梅の枝を使った作品も展示する。町などのこれまでの調査では、「開花始めは2月中旬以降、満開期は同月下旬」の予想で、例年よりやや遅れ気味。観梅協会では「オープンから花がたくさん咲いていれば観梅客も増えるので、今後の気候が気になる」と話している。入園料は大人(中学生以上)が300円、小人(小学生)が100円。9日から24日までの土日・祝日には餅投げがある。猿まわしの日程は未定。詳しくは観梅協会℡0739―74―3464。期間中の主なイベントは次の通り。

 3日=梅の種とばし大会▽9日=紀州梅林太鼓(上南部中学校生)▽10日=よさこい踊り「プラリズム~梅舞~」▽11日=内中源蔵翁供養祭、みなべ味わい祭り、梅林エクササイズ、梅酒コレクション▽16日=野点▽17日=みなべジュニアバンド演奏▽23日=梅の種とばし大会▽24日=うたうかみしばい

写真=チラシで南部梅林をアピール