紀央館高校(兒玉佳世子校長)工業技術科の3年生15人は、課題研究授業で鉄板溶接技術を使ったティラノサウルスの化石像を作製。昨年のトリケラトプスに続く第2弾で、近く校門付近に展示する。
 トリケラトプスに続いて恐竜を作製しようと、昨年6月から取りかかった。製図から始め、頭部や腹部など各パーツの形に鉄板を切断し、ガスや電気を使った溶接で組み合わせていった。重量調整が難しく、頭部が重すぎて首が安定しないなどの問題もあったが、芯となる鉄を入れることなどで調整。形が出来上がった後も、バランスを調整するために、何度もパーツを削るなどして整え、今月高さ2・65㍍、幅2・20㍍の大作が完成した。
 メンバーの今井雅基君は「頭のバランスが難しかったですが、いい感じに仕上がったと思います」、林茜里さんは「頑張ったかいがありました。学校に長く飾ってほしいです」とそれぞれ話し、担当教諭の富俊司さん、林優樹さんは「失敗を繰り返しながらも力を合わせて取り組んだことは貴重な経験になったと思います。また生徒の溶接技術アップにもつながりました」と評価している。15人は次の皆さん。
 今井雅基、林茜里、井谷颯汰、中村三郎、糸巻穂南、大谷虎雅、尾原尚弥、下村加津起、杉本雄哉、竹中諒、谷口琉生太、徳永尚明、中野駿太、松本悠哉、山本拓郎