中学生が科学の思考力、技能を競う「科学の甲子園ジュニア」の県予選、第3回きのくにジュニア科学オリンピックが9日、6会場に分かれて開かれ、ことしは県全体で48チーム、日高地方は8チームが参加した。
 科学の甲子園ジュニアは中学1・2年生を対象とし、理科、数学など複数分野の競技に協同して取り組み、科学の楽しさ、面白さを知り、科学を学ぶことの意義を実感できる場を提供することを目的に開催。国立研究開発法人科学技術振興機構が主催し、12月に東京で全国大会が開かれる。
 県予選(筆記)は和歌山市・海草、伊都、有田、日高、田辺・西牟婁、東牟婁の6会場で行われ、出場チームは和歌山市・海草27、伊都2、有田4、日高8、田辺・西牟婁2、東牟婁5の計48チーム(16校)。日高地方の8チームはすべて日高附属中学校の生徒たちで、各チームとも6人のメンバーが相談しながら知力を結集、70分間の問題にチャレンジした。
 この日の結果、県全体で上位10チームがものづくりとコミュニケーション能力等を競う実技の決勝大会(9月6日、田辺市)に進出。過去2回はいずれも智弁学園和歌山中学校が優勝、日高地方からは第1回大会で日高附属中のチームが決勝大会に進出している。