県女子神職会(山中喜代美会長)の研修会が11日、日高川町三百瀬の紀道神社(間野常民宮司)で開かれ、同神社について学んだ。
 県内の女性神主26人が参加。間野宮司は自身が神職に就いたころの話や社報づくりに取り組んでいることなどを説明した後、社宝「紀道大明神縁起絵巻」をプロジェクターで披露。文武天皇の后(きさき)、宮子姫(髪長姫)の願いで奈良の都から遣わされた紀道成が建てたのが道成寺、その道成が日高川で遭難した場所の近くに建立したのが紀道神社といった伝説を紹介。メンバーたちは熱心に聞き入っていた。一行はこのあと、由良町の白崎海岸や青少年の家も訪れた。