印南町印南原の大歳神社(平野聖翔宮司)で15日、古い神札やしめ縄飾りなどを焼く恒例の古神札焼納式(どんど焼き)が行われ、氏子ら20人が参列した。
 あいにくの雨模様だったが、平野宮司の祝詞奏上(のりとそうじょう)が終わるころには上がり、予定通り集められた古神札などに点火。しばらくすると勢いよく燃え上がり、参列者一人一人が玉串をささげた。神事のあとお神酒やぜんざいが振る舞われた。平野宮司は「どんど焼きの火にあたると、1年間無病息災で過ごすことができると言われています。また炎に乗って昇華する神霊が、最後のご利益を解き放つ大変縁起のいい行事。できる限り続けていきたいです」と話している。