みなべ観光協会(植田英明会長)は10日から3月2日までの約2カ月間にわたり、町内の商店街など38店舗に昔懐かしい風景写真と現在の風景写真を並べて飾る「みなべまちなかミュージアム」を開催する。商店街の活性化、観光客の誘致が狙い。同協会では「ちょうど観梅シーズンにも重なる。みなべ町に来た時はぜひ立ち寄って観賞してもらいたい」と話している。
 まちなかミュージアムは昨年3月に1回目を開催し、商店街の各店舗が江戸時代から昭和にかけて使用していた道具などを展示。10月から2回目の展示を行い、懐かしの映画ポスターを各店舗に飾った。今回は3回目で、昭和初期から中期にかけての風景写真を中心に展示する。町史や村史に掲載されている写真などで、開通当時の南部駅(昭和6年)、南部川の鉄橋を渡る蒸気機関車(同6年)、木を架けただけだった閉谷橋(同初期)など。それぞれ同じ場所の風景を撮った現在の写真も並べ、移り変わりが一目で分かる写真展となる。商店街の協力店舗のほか、宿泊施設でも展示する。観光協会は「懐かしい写真がいっぱいあります。ぜひ、大勢の人に写真を見ながら町中を歩いてもらいたい」と話している。展示場所は次の38カ所。
 舛井商店(北道)、家具のえのき(同)、小川スタジオ(同)、西山マート(同)、かつら堂(同)、大孫商店(南道)、カノコ屋(同)、寺本ニコニコ屋(同)、ちぐす屋(同)、フードショップたにぐち(同)、高垣酒店(北道)、井川仏壇店(同)、半六わたふとん店(同)、九谷呉服屋(同)、伊藤化粧品店(同)、山﨑秋芳園(同)、カネワカ商店(同)、花みつ(同)、まえかわ(同)、ナニワ薬局(同)、メンズショップタケダ(同)、男子専科いのうえ(同)、おおぐす薬局(同)、野村酒店(同)、冨士ふとん店(同)、メガネの松原(同)、みさき堂(同)、福荘(同)、安村商店(芝)、しんぞう進物店(芝)、うえだ(芝)、熊平の梅みなべ店(気佐藤)、紀州梅苑(南道)、ぷらむ工房(晩稲)、カフェ・ド・マンマ(埴田)、国民宿舎紀州路みなべ(埴田)、紀州南部ロイヤルホテル(山内)、道の駅うめ振興館(谷口)