茶道の表千家同門会県支部の御坊周辺の愛好家でつくる松蔭会(塩崎順子会長)は24日、由良町の興国寺(山川宗玄住職)で茶せん供養祭を行った。
 茶をたてるのに欠かせない茶せんに感謝の気持ちを込め、興国寺に茶せん塚を新しく建立したときから行っており、今回が11回目。県支部会員ら約120人が参列し、茶せん塚前では山川住職の読経、虚無僧の尺八の音色が響く中、塩崎会長らが茶せんを火に入れて供養していった。山川住職は「茶せんは他のためにわが身を削っている。皆さんも茶せんのように全身を振るって茶道の道にいそしんでほしい」と法話した。日高高校茶道部が呈茶席を設け、好評だった。