二階1.jpg玉置1.jpg山城選挙-原やすひさ.jpg吉本選挙-山下氏顔丸.jpg印南-玄素あき1ひと2012.jpg
 野田佳彦首相が14日の党首討論で16日に衆院解散を表明。 これを受けて政府・民主三役会議が衆院選の日程を12月4日公示、 16日投開票に決定した。 いまのところ和歌山3区では自民党現職の二階俊博 (73) =市内島・当選9回=、 民主党現職の玉置公良 (58) =白浜町・1回・比例近畿ブロック=、 共産党新人の原矢寸久 (61) =白浜町=の3氏が出馬の構えで、 師走の選挙戦突入が確実視されている。
 3区に出馬する二階氏の御坊事務所では「本人のコメントは実際に解散してからにしたいと思うが、 選挙がいつあってもいいように普段から準備している」 とすでに臨戦態勢。 玉置氏は 「突然の解散表明にびっくりしている。 私自身の離党の話で騒がせてしまったこともあるので今後のことは後援会の皆さんと相談して決めたい」 と慎重な姿勢だが、 出馬の意思は十分。 原陣営では共産党和歌山県委員会が 「国民を裏切り続けた政権を変えるため、 早期解散を求めてきた。 遅すぎるという思いもあるが、消費税増税、原発、 オスプレイ問題など原さんを先頭に国民に訴えていきたい」 と話している。 このほか、 幸福実現党新人の山下順正氏(54)=由良町里=は、 当初3区で名乗りを上げていたが、 比例近畿ブロックでの出馬に乗り換えた。 また、 橋下徹大阪市長率いる日本維新の会の政治塾塾生で前印南町長の玄素彰人氏 (39) =印南町印南=の動きも注目。 15日現在で維新の会の公認候補として選考に残っており、 同会からの選挙区の提示が本県や近畿圏内ならば出馬の可能性があるとみられている。
 今回、 野田首相の突然の解散表明は、 特例公債法案と選挙制度改革法案が今国会中に成立する見通しがついたためだとされている。 総選挙は民主党への政権交代が起きた平成21年8月以来3年4カ月ぶりで、 民主政権としては初めて国民に信を問う戦い。一方、前与党の自民党と公明党は政権奪還を目指す。 日本維新の会や石原慎太郎前都知事が立ち上げた太陽の党の第三極の動きも注目される。 こういった戦いに本県の有権者からは 「やっと解散か」 「 『近いうちに』 という約束は一応守れたのでは」 「師走の忙しい時期のタイミングでしなくても...」 など反応はさまざまだ。