みなべ町など紀南地方11市町村から出る一般廃棄物と産業廃棄物の最終処分場の計画を進めている紀南の11市町村と県は14日に田辺市の西牟婁総合庁舎で会合を開き、 紀南広域廃棄物最終処分場整備協議会を設置した。
 平成20年12月に施行された公益法人制度改革に伴い、 25年11月末までに現在の紀南環境整備公社から一部事務組合に移行することが目的。 会合では、 会長に田辺市の真砂充敏市長、 副会長に新宮市の田岡実千年市長がそれぞれ選ばれた。 現公社は来年10月末ごろに解散する見込み。 新しい事務組合は来年8月ごろの発足を目指す。
 同公社は平成17年7月に発足。 田辺市稲成町が最終予定地として廃棄物処理場の建設を進めている。 29年に完成する見込みで、 廃棄物の埋設期間は15年間を想定。 容量は約30万立方㍍とする。 事業費は工事費と維持管理費合わせて約64億円。