7日夜、由良町の人から「七夕飾りを海へ流しに...」という話を聞いた。「海へ流しに?」。これまで七夕飾りは焼くものだと思っていた。海辺の風習なのかとインターネットで調べてみると、ごくごく一般的。両親に聞くと海のない日高川町では「川へ流すもの」だと言われた。近年はプラスチック製の飾り付けが使われるようになり、流さないことも多いようだが、どこで覚えたのか思い込みの情けなさが残る思い出となった。さて、皆さんはどんな願い事をしましたか。
 話は変わるが、翌8日、中国、四国、近畿、東海地方で例年より10日以上早い梅雨明けが発表された。いよいよ夏本番。さらに暑くなると思うとゾッとする。また、福島原発事故の影響で30年以上ぶりの電力使用制限令が発動され、企業、家庭とも「15%節電」に大わらわ。一方では熱中症予防が叫ばれ、なかでも節電のためにエアコンを使わず寝ている間に脱水症状になったりしてしまう、いわゆる「節電熱中症」への注意が必要だといわれている。
 そんななか、ことしの夏は山、海、川への涼を求めるレジャー客が増えるのではないかと思う。そうなれば気がかりなのがゴミの問題。先日来、清掃ボランティアの取材に行くと、暑さと同様、ゾッとするほど大量のゴミが捨てられているのを目にした。よそから来る人だけのせいではないが、心ない人が意識をあらためてくれるよう願うばかり。
 先月、本社では社員が協力して空調フィルタを掃除。冷房の効果を高め、いま見てみると温度は「26度」前後に設定されている。取材先から汗をかいて戻ると、もう少し下げたい気がしないではないが、ここは辛抱。願い事をかなえるのと同じように節電や美化、そしてエコには努力と協力が大切だ。 (笑)