段ボールベッドを前に協定書を手にする三浦市長㊧、大岡社長

 御坊市とオカジ紙業株式会社(海南市山崎町、大岡久起代表取締役社長)は、災害時における段ボール製品の調達に関する協定を結び、24日、市長室で締結式が行われた。

 市側は三浦源吾市長、西本貴王防災対策課長、谷口泰之同課長補佐、オカジ紙業側は大岡久起社長、大岡正斉常務取締役工場統括、萬羽卓史事務課長代理が出席。三浦市長と大岡社長が協定書に押印した。

 三浦市長は「今年元日の能登半島地震など、大規模災害において段ボールベッド等の段ボール製品が今、注目されている。避難所運営のあり方が見直され、昔のように体育館の床などで休んでいただくのではなく快適に休める段ボールベッドは画期的な製品。いざという時に入手困難な中、本日こうして協定を締結できたのは非常にありがたい」と感謝。大岡社長は「東日本大震災では段ボール製品の枠組みがなく使用されなかったが、その後、段ボール製品が有効であるとの研究結果が出された。われわれ段ボール業界は社会貢献の一環として、迅速に段ボール製品を供給できるよう、全力を挙げて自治体との協定締結を進めている」と述べた。

 同社は御坊市を含め県内9市町村と締結。今後も自治体との締結を続けていくという。