今年のゴールデンウイーク(GW)が27日からスタートする。土曜日の27日から昭和の日の29日まで3連休で、平日の30日、5月1日、2日で休みをとれば6日までの最高10連休となる。すでに宿泊施設の予約をしたり、計画を立てたりしている人も多いだろう。GWになれば日高地方の各名所にも多くの人が集まり、観光の活性化に期待したい。

 GWと言えばコロナでブームとなったキャンプが盛んだ。日高地方では御坊市の野口オートキャンプ場や美浜町の煙樹海岸キャンプ場が有名で多くのテントが並ぶだろうが、その2カ所に限らず民間などの多くのキャンプ場もにぎわうこととなる。実は筆者もそんなブームに乗って2年前のGWからキャンプを始めた。YouTube(ユーチューブ)などである程度勉強しているつもりだが、多くの失敗も経験した。薪代を節約しようと庭木を切って薪にしたが乾燥が足りずに煙だらけになったり、テントを固定するペグの打ち方が甘く強風で崩壊しそうになったり、冬キャンプでは夏用の寝袋しかなく寒くて眠れなかったり、焚き火でアヒージョをしたら油に引火し炎上したりと。炊飯については今でも失敗が多く、硬い米を食べることも少なくない。

 そういういろんな経験を経て成長したり、より利便性を向上させるために新たな道具を加えたりすることも楽しいが、夜に星空を見ながらくつろいだり、早朝に海や山など自然の風景を眺めながらコーヒーを飲んだりするのも魅力的だ。いきなり未経験者だけでするのは難しいことも多いが、周辺の多くのキャンパーから学ぶことができるこの時期に、日高地方の魅力を再発見でき防災にも役立つキャンプを始めてみてはどうだろうか。(城)