御坊市教育委員会は27日、市役所で中学校部活動地域移行推進協議会の設立会議を開き、今後の取り組みなどを話し合った。

 弓倉正啓教育長は「国は少子化の中でも、子どもたちが継続してスポーツに親しめるよう、部活動の地域移行の必要性を訴えている。御坊市では来年度以降、無理なく緩やかに地域移行へと移らせていただきたい」と話した。現在、市内の中学校では生徒数の減少に伴いクラブ数を減らしたり、他校との合同チームで中体連に参加するなどの工夫を行っており、事務局が現状説明。また、今年5月中に市内の児童、生徒、保護者、教師約2000人を対象に所属クラブや地域移行への希望、部活動従事の有無など問うアンケートを実施し、6月に集計。これを基に御坊市としての地域移行の方針をまとめていく。県は今年2月、地域クラブ活動の在り方等に関する方針を策定し、2028年度をめどに地域でのクラブ活動の充実を目指す方向性を示している。

 協議会メンバーは体育協会、スポーツ推進委員、文化協会の代表や学校長ら7人で構成しており、次の皆さん。

 小池佐左夫、山本尚、桶谷直弘、玉置哲史、田嶋良通、大道健、間野祐樹