学生食堂で楽しいひととき

 印南町教育委員会は23日、町内4中学校(印南、稲原、切目、清流)の3年生を対象に、和歌山大学のキャンパスツアーを実施した。

 町は今年2月、和歌山大学と連携協力に関する包括協定を締結。町民と学生の交流や地域課題解決のための協働に取り組むとしている。今回はその一環として中学生約70人が参加した。

 生徒たちは紀伊半島価値共創基幹地域協働コーディネーターの中村憲司さんから大学の説明を受け、3班に分かれて大学生の案内でキャンパスを巡った。観光学部の研究室では、学生がアフリカのキリマンジャロ登山で撮影した映像を編集したデジタル3Dを視聴。システム工学部の研究室では学生が製作したソーラーカーの説明を聞き、昼は学生食堂でランチを楽しんだ。

 田端莉子さん(印南)は「大学は知らないことばかりでしたが、きょうで大学に憧れるようになりました」、平井恒志郎君(切目)も「知らないことが多かったですが、和歌山大学のいろんなところを見学して知ることができよかったです」と話していた。