終盤には2カ所から同時に打ち上げ

 みなべ町埴田、鹿島神社の奉納花火祭が1日、南部海岸で行われ、多くの見物人でにぎわった。


 江戸時代、鹿島から怪火が現れて津波を東西に分けて地域を救った言い伝えがあり、鹿島に感謝の気持ちを込めて300年以上前から続く夏の風物詩。コロナ禍で4年ぶりの開催となり、大玉やスターマインなど約2000発を次々と打ち上げた。海岸や堤防沿いの見物人のほとんどはマスクなしで、うっぷんを晴らすような夏の夜空を焦がす大輪に大歓声。神社前には露店も並んで人だかりができ、その中を地元のちょうちん行列が練り歩いた。

 今年は花火大会が続々 11日に日高川町山開センター前、12日に同町日高川交流センター付近、13日に印南町切目川ダム、26日に御坊市日高川河口でも花火が予定されており、ウィズコロナ、アフターコロナの夏が盛り上がりそう。