秋季近畿地区高校野球大会県1次予選の組み合わせが31日、決まった。各ブロックを制した4校が県新人戦ベスト4とともに、来春の選抜出場校を決める選考材料となる秋季近畿地区大会の県2次予選へ進出できる。本紙エリア勢は全7校が新人戦で4強入りを逃しており、選抜へラストチャンスの県1次予選に挑む。

 県1次予選の参加は新人戦4強を除く33チーム。新人戦4強入りの神島、和歌山商、市和歌山の3校は1次予選を免除される。残り1チームは、夏の甲子園で勝ち上がった智弁和歌山に関わる新人戦の試合が延期されており、未定。「新人戦2回戦敗戦校」は耐久となり、「新人戦3回戦~準々決勝敗戦校」の2枠には、智弁和歌山と和歌山東、粉河の3校のうち2校が入る。組み合わせは別表の通り

 新人戦4強と県1次予選を突破した4チームで争われる県2次予選は今月25日から紀三井寺公園野球場。今年度は県2次予選の上位2チームが10月16日に大津市の皇子山球場で開幕する秋季近畿地区大会へ進み、各府県代表と来春の選抜出場をかけて激突する。

 新チームはスタートを切ったばかり。新人戦でベスト8だった和歌山南陵、1勝止まりの南部、日高中津、初戦で敗れた紀央館、和歌山高専、日高、南部龍神の本紙エリア7校も巻き返しの可能性は十分ありそうだ。

 本紙エリア7校は日高中津と南部龍神の初戦を含めて紀央館、南部の4チームが1つのブロックに集中。日高は新宮、和歌山高専は田辺、和歌山南陵は田辺工と初戦で対戦することが決まった。

 新型コロナの感染拡大を受け、観戦できるのは、新人戦に引き続き学校関係者のみ。入場できる学校関係者は保護者や生徒、教職員、卒業生らで各学校が管理する。