今年もあと半月となった。昨年もそうだったが12月23日は、年の瀬の忙しい時期にある祝日というイメージの人も、まだいるのではないでしょうか。しかしそれは平成までで令和では平日。12月23日は上皇陛下の誕生日で18年までは「天皇誕生日」として国民の祝日だったが、退位に伴う法改正で、令和では天皇誕生日が2月23日になった。祝日は11月23日の勤労感謝の日が最後。今年はもうない。

 祝日といえば今月4日、東京オリンピック・パラリンピック特別措置法の一部を改正する法律が公布され、これらに伴い、すでに決まっていた来年の国民の祝日のうち3つが移動。21年に限って「海の日」は7月22日、「スポーツの日」は7月23日、「山の日」は8月8日になり、8月9日は休日となる。

 祝日が移動する理由は、東京オリンピック・パラリンピック大会期間中のアスリートや観客らの円滑な輸送と経済活動、市民生活の共存を図るため。もともと祝日だった日というと、「スポーツの日」は10月第2月曜日だが、21年の10月11日は平日になる。7月第3月曜・19日の「海の日」、8月11日の「山の日」も同様。今年の漢字ではないが祝日が「密」になる。

 そんななか、一年中ほぼ毎日が祝日気分でいられるカレンダー「ずっと祝日カレンダー」がネットで話題になっていた。それによると、日本以外を含む200を超える国の祝日を収録。ほぼ毎日、どこかの国の祝日気分が味わえる。21年版の平日は12個だけ。浮かれていられるご時世ではないが、来年は毎日が祝日のように、明るい気分で過ごせるようになればと願う。(笑)