今年も残すところ1カ月。日高新報でも新年号の準備が始まり、筆者は前年に続き恒例企画「我が家の笑顔さん」を担当することになった。

 読者の皆さんから応募いただいた笑顔の写真を紙面で紹介し、新年をほのぼのとした温かい気持ちで迎えてもらおうという企画。毎年多くの笑顔が集まり、新年号に掲載しきれなかった写真は後日の特集で紹介している。笑顔の効果は絶大で、制作時に見続けた筆者が今年の新年号を見返しても、自然にほっこり微笑んでしまう。今年はどんなニコニコ写真が集まるか、とても楽しみだ。応募の受け付けは10日まで。今まで撮った写真から選ぶのもいいが、「いい写真がない」という人は、ぜひ最高の笑顔になって、応募写真を撮ってほしい。子どもの写真が圧倒的に多いので、大人の笑顔写真も大歓迎。

 笑う門には本当に福が来るようで、笑顔、感性、表情などを科学的観点で考える市民参加型の学会「スマイルサイエンス学会」によると、笑顔はコミュニケーションを円滑にするだけでなく、表情筋が鍛えられるためアンチエイジングになり、また、顔の筋肉は感情を司る脳の神経群に密接に関係していることから、笑顔を浮かべているとポジティブな思考になりやすいという。免疫力の向上は有名な話で、笑うことは免疫細胞を活性化させるナチュラルキラー細胞を活性化させる効果が認められており、すでに病気の予防に生かす取り組みも広がっている。

 今年は新型コロナ一色の1年で、閉塞感がただようまま新年を迎えるだろう。こんなときこそ、笑顔の力が必要。見た人が思わず笑顔になってしまうような1枚をお待ちしています。応募は、郵送、メール、ラインで受け付け。詳しくは28日付に掲載しています。(陽)