印南町川又地内、西山浄土宗安養寺(池上省吾住職)前の畑で数日前から、1400本のヒマワリが開花を始めた。

 同寺総代長の太田守さん(75)や檀家らがドライバーに楽しんでもらおうと、地元農家から休耕田約600平方㍍を借り受けて初めて植栽。今年5月上旬に種1粒1粒をポットに入れて苗を育てたあと、畑に水糸を張って一定の間隔で植えた。成長途中には強風で茎が倒れたため、1本1本に支柱を立てて補助。寺守の井口照子さん(77)も草引きなどの管理に汗を流した。

 手間暇かけて育てられたヒマワリは高さ1㍍、花の大きさは約20㌢。26日現在、6割ほどの本数が開花している。同寺の境内にはアジサイ、ボタン、キイジョウロホトトギス、シャクナゲなども植えており、太田さんと井口さんは「花のお寺として親しんでもらえれば」と話していた。

写真=休耕田でヒマワリが開花