県は今月5日から11日までの児童福祉週間関連行事として、県内の児童施設等に絵本を寄贈。日高地方では7日、知事代理の中村一興日高振興局健康福祉部長が2施設を訪ねて絵本等を手渡した。

 児童福祉週間は厚生労働省が提唱し、毎年5月5日のこどもの日から1週間と定め、国や自治体、教育機関などが連携し、子どもが健やかに育つ環境、社会づくりを呼びかけている。県では1967年から毎年、知事や知事代理らが児童福祉施設の子どもたちに絵本や紙芝居などを贈っている。

 御坊市薗の福祉型児童発達支援センター通園みらい(吉川徹園長)では、施設からリクエストを受けた人気の動物や乗り物の絵本「パンダおやこたいそう」「いろいろバス」など9冊をプレゼントした。中村部長は「一緒に楽しく過ごしたり、子どもたちに伝えたいことを伝えるアイテムとして、絵本を使ってもらえれば」と話し、吉川園長は「朝の会、終わりの会の読み聞かせの時間、子どもたちが自由に手に取れるお昼休みのほか、園児に毎日1冊ずつ貸し出しているのでありがたい。フル活用します」と喜んでいた。

 美浜町の独立行政法人国立病院機構和歌山病院にも9冊を贈った。

写真=寄贈した絵本を手に中村部長㊨と吉川園長(通園みらいで)