御坊市の塩屋小学校(上岡良章校長)は5日、アイマスク体験授業を行い、4年生14人が視覚障害について理解を深めた。

 講師は視覚障害者と、視覚障害者を支援するボランティア2人の計3人。児童は、視覚障害者をガイドをするときは、ひじや肩に手を置いてもらう、障害物や階段、止まるときなど周りの状況を詳しく伝えることが大切などと学んだあと、2人一組になり、アイマスクをつけガイドする方とされる方を体験。教室の机と机の間をゆっくり歩き、いすの場所を確かめて座り、階段も昇った。ガイドをした方は、方向転換や止まるときなど、細かく声をかけ、イスの座面や背もたれを触らせたりして案内し、アイマスクをつけた方は友達のガイドを頼りに恐る恐る歩いていた。

 上村志帆さんは「目が見えないのは怖かった。ガイドは、狭いところを2人で前後になって通るのが大変。見えない人に周りのことを説明するのが難しかったです」と話していた。

写真=2人一組でアイマスクとガイドを体験