県高校総体空手道競技の部が箕島高校体育館で開かれ、女子個人形で和歌山南陵(日高川町和佐)の2選手が活躍。松下紗良選手(3年)=岐阜県出身=が優勝、木下真衣選手(2年)=大阪府出身=が準優勝。松下選手は3年連続、木下選手は2年連続の全国大会(8月3日から岐阜県)出場を決めた。
 形は、決まった演武をし、技の切れ、パワー、スピード、決め、気合いなどを競う。女子個人には12人が出場し、トーナメントで熱戦。
 松下選手は初戦で熊野の選手と対戦し、スピード重視の形「カンクウダイ」で5―0。準決勝も熊野の選手と対戦し、同じくスピード重視の「エンピ」で7―0。決勝は木下選手と対戦し、同じくエンピで7―0だった。
 岐阜県で小学校1年生のころから空手を始め中学時代には全国で活躍。高校の全国ではおととし、昨年とも初戦敗退。「ことしは最後のインターハイなので、表彰台(上位3位)を目指します」と意気込んでいる。
 木下選手は初戦箕島の選手と対戦し、連続技の「バッサイダイ」で4―1。準決勝は熊野選手と対戦し、「ニーパイポー」で6―1だった。
 大阪府八尾市出身。幼稚園のころから空手を始め、小中学校時代には全国出場経験も。昨年の全国では3回戦敗退。「ことしは上位入賞目指します」と張り切っている。
 全国出場は逃したが松下選手は女子個人組手で、同校の清水祥太選手(2年)が男子個人組手で5位に入った。