美浜町和田、県立みはま支援学校で18日、第2回ボランティア教室が開かれ、日高地方の高校生、大学生、専門学校生ら12人が「車椅子体験と介助方法」と、体の不自由な人を床やベッドから抱え上げて車椅子に乗せたり車椅子から降ろしたりする「リフティング」をテーマに学んだ。
 学校職員5人が講師を務め、車椅子体験と介助方法では2人一組になって交替で車椅子に乗る人、車椅子を押して介助する人を体験。車椅子の通行するルートには段差や上り、下りの坂道が用意され、職員から「車椅子を押す場合は信頼関係が必要。押す人が声かけすることで乗っている人が安心できる」などとアドバイスを受けながら熱心に取り組んだ。
 日高高校3年の玉置穂花さんは車椅子体験を終え、「車椅子に乗っていると、上り、下りの坂が怖かった。車椅子を押すときには、介助されている人が怖いと感じているかもしれないと考えながら、『大丈夫ですか』とかの声かけをもっとするようにしなければと思いました」と話していた。