日高町社会福祉協議会(寺井陽子会長)の戦没者追悼法要が24日に中央公民館で行われ、遺族ら約120人が参列した。
 追悼の辞では、寺井会長が「先の大戦で数多くの方が犠牲になったことは、私たちにとって永遠に忘れることのできない悲しみ。遺族の皆さまが悲しみに耐え、多くの苦難に立ち向かいながら平和な社会の実現に尽力されたことに敬意を表します。戦後70年が経過し、いまの日高町があるのは、諸霊のお陰であることを肝に銘じ、明るく豊かな郷土を築くため、一層努力します」と決意。松本秀司町長も「傷つき、祖国に帰れなかった無念さを思うと、万感胸に迫る。戦争の悲惨さを忘れず、平和の大切さを次の世代に語り継ぎたい」と誓った。町議会の清水正巳議長、日高郡部3県議代表で冨安民浩県議も「平和を守り抜く所存」などと述べた。
 このあと、お経が読まれる中、参列者が次々と焼香し、英霊400余柱の冥福を祈った。最後に町遺族会の山中敏次会長が謝辞の中で、「多くの教訓を受け継いでいくことを誓う」とした。