ことしも気が付けばもう半年が過ぎる。この上半期は佐村河内氏の「ゴーストライター」騒動やSTAP細胞の論文問題、消費税の8%、ウクライナ問題、韓国船沈没事故など、国内外ともにさまざまな出来事があった。日高地方ではどんな出来事があっただろうか。本紙ホームページに掲載している記事のアクセスランキングでこの半年を振り返る。
 3位は3月30日付、JA紀州中央の男性職員が顧客の貯金850万円を着服し、JAが懲戒解雇にし、業務上横領の疑いで御坊署に刑事告発したと発表した記事。2位は4月2日付、初ガツオ漁でにぎわう時期、南方からカツオが北上せずみなべ町で大不漁になったことを報じた記事。1位は2月8日付、田辺市の男性が御坊市内の民家に干していた女性下着を盗み御坊署に現行犯逮捕されたことを報じた記事。4位は「地元少年サッカー選手がU-13ナショナルトレセン関西代表に」、5位は「御坊の32歳男を放火容疑で逮捕」、6位は「女性店員に暴行無職男を逮捕」、7位は「御坊の不燃物置き場に透析液用ポリタンク」、8位は「和高専職員 体操服窃盗容疑で逮捕」、9位は「和歌山市の女 本の万引き容疑で逮捕」、10位は「日高町の町営温泉館でレジオネラ菌」。4位のナショナルトレセン関西代表入りを除けば、ほとんどが良くないニュース。特に窃盗や放火、暴行など事件記事が目立った。
 ネット上で事件や事故記事の関心が高いのはいつものことだが、それにしても今回は特に多い。もちろんいいニュースもたくさんあったのだが、振り返ってみるとこういった記事に押されぎみ。下半期は明るいニュースがランキングをにぎわせてくれることを願いたい。    (城)