紙面に使う写真は基本的に記者が撮影しているが、どうしても撮れないときは関係者に借りることがある。その際、カメラのデータを保存するSDカードを受け取り、会社に戻ってデータをコピーし、再び持ち主のもとに行って返却する。もっと手間のかからない方法はないかと調べてみると、スマートフォン(スマホ)でSDカードが読み取れる機器があるとのこと。USBメモリーの中身も見たりコピーしたりできるというので便利だ。1000円台からあるので近いうちに購入してみようかと思っている。このほかスマホでは名刺や資料をカメラで撮影してデータ化、保存したりと、なにかと仕事面での使い方もわかってきた。
 スマホの普及によって写真や文章を簡単に投稿できるツイッターなどのサービスが人気だ。18日に日高高校で開かれた情報モラル講演会で和歌山大学教育学部の豊田充崇准教授が「スマートフォン時代における光と影」をテーマに、スマホの危険性を中高生に指導した。ツイッターやSNSによる軽率な投稿により、学校を停学になったほか、一度ネットに載った情報は消えることなく、将来、就職や結婚する時にも影響する可能性があることを警告した。
 ネットの怖いところは一度の不用意な行為が永久に記録として残り、誰でも簡単に検索されてしまうところだ。日高地方で事件や火事が発生した際、ツイッターなどで検索することがあるが、これまでに不謹慎と思えるような投稿もいくつか見たことがある。また一見、何の問題もないような発言も第三者に違う角度で広められたり、写真などが悪用される可能性もある。過去の汚点を未来に残さないよう、投稿には細心の注意が必要だろう。 (城)