日高川町丹生中学校(沖野昭夫校長)で3日、情報モラル講習「ケータイ(スマホを含む携帯電話)安全教室」が開かれ、全生徒56人が情報機器の安全な使い方と危険性を学んだ。
 情報機器の使用に対する危機意識の向上とモラルを身に付けてもらうことが目的。NTTドコモ認定のケータイ安全教室講師、福村美智子さんが説明した。まず「スマホはパソコン機能があり、インターネットで全世界につながっていると思っておいて下さい。知らない人や悪い人にもつながっているかも知れません」と話し、インターネットの特徴として、情報がずっと残る、情報が不確か、不正なアクセスがあることなど紹介。SNS(フェイスブック、ツイッターなど)への情報公開のリスクとしてコピーして別の目的に悪用される、写真から住所や名前を突き止められる、写真をばらまくと脅されることなど挙げ、「映像など個人情報は取り返すことはできません。将来にわたって影響することもあります。かっこ悪い写真でないか、相手の気持ちを考えているか、個人を特定できる情報を含んでいないかなど、送る前に考えてほしい」と呼びかけた。危険のリスク軽減へフィルタリング(有害サイトを遮断する)サービスの利用や送信場所が分かるGPS機能設定の有無などについてアドバイスを送り、最後に「ネットスキルを身に付け、困った時は大人に相談しよう。家族と決めたルールを守り、携帯、スマホを持つときは責任を持とう」と訴えた。