最近、少しずつ気温が上がり、暑くて寝苦しい日も出てきた。 これからもどんどん気温が上がり、 夏に移り変わっていくのだろう。 夏といえば東日本大震災以降、 「節電」 がキーワードになっている。 政府は節電が家庭や企業に定着してきたため、 今夏は数値目標付きの節電をしない方向で検討しているようだが、 景気回復により電力需要が増える可能性もあり、 関西広域連合でも平成22年夏に比べて9%減を目標に掲げている。
 個人的にも節電として扇風機を使っているが、 先日、 もう1台購入するために店に向かった。 すでに知っている人も多いと思うが、 節電が意識されるようになって数万円もする高級扇風機が登場している。日高地方の各店にも並んでおり、昨年扇風機を買いに行ったときはほとんど売り切れだったため需要もあるのだろう。見た目的に大きな違いはないが、調べてみると性能面でいろいろパワーアップしている。 マイナスイオン発生装置やセンサー付、 左右だけでなく上下に動くなど、 高級と言われるだけあって機能もさまざま。 安価な扇風機との一番の違いはDC (直流) モーターを内蔵していること。 従来のAC (交流) と比べ消費電力を抑えるだけでなく、 従来の 「弱」 より弱く 「やわらかな風」 を出せるという。 扇風機自体消費電力は多くないので、 節約の観点では本体価格が高い分もとをとるのが難しそうだが、 「やわらかな風」 というのが人気の秘訣なのだろうか。
 筆者もたくさん並んだ扇風機の前で省エネ性や経済性、 生活スタイル、 デザイン性、 安全性などいろいろ検討した結果、 もっとも安い1780円のを購入した。
        (城)