県柔道少年団主催の小学生学年別柔道大会県予選が25日に岩出市民総合体育館であり、 6年生男子50㌔超級で日高町柔道教室の武内祐乙君 (比井小6年) が見事優勝。 8月25日に広島県で開催される全国大会への出場を決めた。 武内君は170㌢・63㌔の恵まれた体格から繰り出す鋭い払い腰を武器に勝ち進み、 決勝では地元対決を制して優勝を決めた。
 6年生男子50㌔超級には19人が参加し、 トーナメントで熱戦を展開。 武内君は2回戦から登場し、 初戦と続く準々決勝は払い腰で1本勝ち、 準決勝は2―1で判定勝ち、 決勝も3―0で判定勝ちを収めた。 初戦と準々決勝はいずれも開始十数秒で相手を圧倒。 準決勝では和歌山市の強豪相手に粘り強さを発揮し、 巽貴大君 (久保井塾) との地元対決となった決勝も相手に付け入る隙を与えなかった。
 園児の頃から小2まで地元の相撲大会で4年連続優勝を達成。 柔道は小1から始め、 これが県大会初制覇となった。 「最初の試合が会心の勝利」 と2回戦の1本勝ちで波に乗り、 快進撃を続けた。 優勝決定後は 「調子がよく、 練習より力を出せた。 思っていた通りに試合ができた」 と金メダルを手に喜びを爆発させ、 全国大会へ向けては 「これから技のスピードに磨きをかけ、 できるだけ多く勝ちたい」 と意気込む。 小4からバスケットボールと2つのクラブを掛け持ちしているが、 まずは柔道で夢の日本一へチャレンジ。 同教室の前井健司監督も 「全国ではまず1勝。 それから勢いに乗ってベスト4以上を狙ってほしい」 とエールを送っている。
 大会は5、 6年生の男女、 体重別に8部門で争われ、 各部門の優勝者が全国大会に出場する。 日高地方勢の優勝は武内君のみだが、 同じく日高町柔道教室からは6年生女子45㌔超級で西川乃々花さんが3位に入賞。 その他、 武内君と決勝を戦った巽君が準優勝、 5年生女子40㌔以下級で美浜柔道クラブの浜口莉緒さんが3位、 6年生男子50㌔以下級で久保井塾の杉本光優君が3位と、 健闘を見せた。