先日パトカーに走行中の車を停められ、職務質問を受けた。 花粉症のマスクがまずかったのか...特に怪しい面構えをしているつもりはないが、 実は職務質問で車を停められたのは2回目。 かといって慣れるようなことはなく、 今回も4人の警官がパトカーからわらわらと出てきていろいろ聞かれるのは、 びっくりするだけでなく、 あまりいい気分とは言いがたい。
 「エンジンを止めて外に出てください」 「どこへ行くのですか」 「トランクを見せてくれますか」 等々。 警官が行う行政警察活動として全く普通の職務質問である。 少し調べてみると、 法律に基づき警官は 「異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、もしくは犯そうとしていると疑われるに足りる相当な理由のある者」を見つけた場合に職務質問ができる。なるほど、筆者も「相当な理由」で犯罪に関与している、またはしそうだと判断されたわけで、 何がそうだったのか分からずじまいだが、 わりとショックである。
 さらに今回、 身分を信用してもらおうと、 出せと言われてもいない名刺まで渡したが、 そのまま職務質問が続行されたのは恥ずかしい話。 当然、 新聞記者だからと言って信頼できる証にはならないが、 手前みそながら地方紙が根差しているという地域性にかんがみ、 ケースバイケースの対応を期待したのだが...。
 まぁ、 融通が利く甘い話は置いといて、 そういった警察の熱心で地道な活動が犯人逮捕や犯罪の未然防止につながっている。 「職務質問で不快なを思いをした」 という声はたまに聞くが、 十分に職務質問の効果を理解して、 協力することが大切だと思った。      (吉)