日高町は学童保育所分割計画で内原小学校での開設に向け、近く民間と用地購入契約を締結し、平成28年度に施設建設を進めていく。当初、学童保育は中央公民館北側の施設だけで行っていたが、利用者の急増に伴い、昨年10月から志賀小に開設。今回の内原が整備されれば分割計画は完了で、町内で近くて便利な学童保育所の環境が整うことになり、共働きの保護者らに朗報となりそうだ。
 日高町の学童保育所は、内原、志賀、比井3小学校の原則として1~3年生を対象に、放課後や夏休みなどに保護者に代わって面倒を見る取り組み。19年9月、中央公民館北にある元教育委員会の建物の2階に開設。定員は20人だったが、保護者からのニーズが高まり、22年4月から40人、23年4月から現行の60人に拡大。それでも満杯の人気となっていた。同町が人口増で若者世帯が増えていることや、保護者間の口コミで広がっているのが要因とみられ、松本秀司町長が1期目の公約として志賀、内原小学校への学童保育所分割を掲げ、昨年10月には志賀小敷地内に同小と比井小の児童を対象とする定員45人の学童保育所施設をオープンさせた。
 内原小の学童保育所は同小北隣接の民有地に建設。本年度は約1500万円で用地購入と周辺道路整備の設計を進めている。28年度は当初予算の査定はまだだが、数千万円をかけて建設し、29年度からの利用開始を目指していく。用地の面積は820平方㍍で、平屋建てを建設。定員は60人。内原小の児童は現行の中央公民館北の施設まで学校が終わったあと歩いて来ていたが、新たに内原小北に完成すれば、児童の安全確保にもつながる。