御坊保健医療圏健康危機管理協議会の第11回災害医療救護訓練が21日、御坊保健所などで行われ、日高地方の医師会、病院、消防、市町など計29機関から約400人が参加した。
 休日の午後、震度7の巨大地震が発生し、由良町のイベント会場で多くの負傷者が発生した――などという想定で、保健所では日高看護専門学校の生徒らが模擬患者となり、災害現場での消防救急隊員による現場トリアージ(搬送順位の決定)、医師と町職員らによる現地救護所前トリアージと治療などを演習。国保日高総合病院、北出病院など4病院でも、病院前トリアージや転院搬送を訓練した。
 今回は初めて派遣DMAT(災害派遣医療チーム)との連携訓練も行われ、県立医科大附属病院など御坊保健医療圏以外の県内の4病院からDMATが参加し、県外から応援にきたという想定で地元病院との連携を確認した。