日高地方初の地域活性化イベント「みやこひめ御博」(22日まで)は、先月24日に開幕して7日で2週間が経過。すでに8プログラムが終了したが、ほとんど定員いっぱいで開催したほか、急きょ開催日を増やしたものもあり、好評ぶりをうかがわせている。きょう8日以降に開催するうちの5プログラムはすでに満員。県内が中心だが、県外からの参加者もあり、御坊日高のPRと地域の魅力再発見に貢献している。
 みやこひめ御博は、住民が主役となってさまざまな体験プログラムを提供し、地域の魅力を多くの人に知ってもらうのが目的の活性化イベント。20~40代の若者が実行委員会を作って企画し、先月24日に開幕。今月22日までの30日間、日高地方全域で開催されている。
 初開催の今回は32のプログラムを用意。期間中毎日開催しているものや、開催日を限定したものなどいろいろで、6日までの2週間で終了したプログラムは8つ。いずれも募集した定員は満杯、もしくはほぼ満杯状態だったのがほとんど。中でも、先月25日と今月1日の2回の開催を予定していた天然クエとおいしさを引き立たせる地酒を楽しめる「こだわりの魚屋と唎酒師がおもてなし」(案内人・小島健嗣さん、森本隆夫さん)は、好評につき開催日をもう一日追加して開催するほど。御博事務局によると、参加者は県内がほとんどだが、大阪や遠くは横浜から来た人もいたという。
 8日以降に開催される期間限定のプログラムのうち、「ケーキ作り」「はんわりスツールづくり」「梅仙人と過ごす夜」「サンセットクルーズ」「プロの巻き寿司」の5プログラムはすでにほぼ予約いっぱいの状況。まだ間に合うプログラムとしては、「御坊の地酒誕生秘話」「寺内町、歴史、堀河屋も知る」「ワカメ寿司とアジの干物づくり」などで、事務局では「日高川町で期間中毎日開催している『屋根さえあれば生きていける自給自足的生活体験』はすごくユニークですので、ぜひ参加を」とおススメ。実行委員会広報担当の阪本琢磨さんは「予想していた以上に参加者が多くてうれしい。まだ空きがあるプログラムもありますので、気軽に体験して地元の魅力を少しでも感じてもらいたい」とPRしている。