日高高校附属中学校(上田優人校長)の2、3年生20人は29日、藤田小学校で理科の授業を行った。
 附属中はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受けており、地域の小学生に授業を行うことで興味や関心を高め合おうと初めての実施。この日は国体のため附属中は休校になっており、希望者を募って行った。
 授業は5、6年生71人を対象に実施。6年生向けには「紙コプター」の実験。紙を切ったり折ったりして作り、手で持ち上げて離すと回転しながら落ちていく。実験では形や素材を変えることで落ち方にどういった変化があるのかを調べた。小学生を数班に分け、各班に中学生がついて実験方法などを丁寧に指導。それぞれ製作した紙コプターの落下時間を計測した=写真=。
 附属中の原悠万君(3年)は「小学生の子の反応が良かったので、楽しくできました。教えるためには自分がしっかり理解しておかなければいけないので、事前学習にも力を入れました」と話していた。