御坊保健所の動物愛護学習「わうくらす」が17日、日高町の志賀小学校(栗本憲治校長)で行われ、1年生から3年生までが犬との触れ合いを通じて命の大切さを学んだ。25日には4年~6年生も実施する。

 1年生23人は「命を感じる」がテーマで、講師は同保健所衛生環境課の橋本仁主査。県登録ボランティアの協力で、訓練したラブラドールレトリバー、ミニチュアピンシャーなど4頭が登場。1人ずつ順番に犬を触り、体験を通じて生き物の命の尊さを学んだ。

 スライドを使った学習も行われ、「生きているということはどういうことだと思いますか」と子どもたちに質問したり、児童の胸に聴診器を当ててスピーカーで心音を聞かせたりもした。

 原凜久(りく)ちゃんは「家でもトイプードルを飼ってます。きょうの犬も毛がふわふわしていてとてもかわいかったです」と笑顔。栗本校長は「動物にも人にも思いやりを持ったやさしい子どもに育ってほしい」と話していた。

写真=ラブラドールレトリバーと触れ合う児童