日高町と美浜町で4日、一足早く成人式が行われた。両町ともりりしいスーツ姿の男性や晴れ着の華やかな女性が集まり、首長らから激励を受けて大人の仲間入りへ決意を新たにした。
日高町は中央公民館であり、対象者75人のうち61人が出席した。中善夫町長は「明るい未来を切り拓くのはいつの時代も若者の柔軟で斬新な発想と行動力、そして情熱による挑戦です。皆さんの未来には無限の可能性が広がっています。高い志と熱い情熱を持って輝かしい未来へと前進し、日本がこれからさらなる進化を遂げるため若い力を存分に発揮していただくよう心からお願いいたします」と式辞。新成人を代表して坂本真菜さん(比井)が「社会の一員として恥ずかしくない自覚と責任を持った行動ができる大人として、一歩ずつですが確実に歩んでいくことを誓います」と力強くあいさつした。シャンパンで乾杯、バルーンリリースなども行われた。
美浜町は松洋中体育館で行われ、対象者101人のうち81人が出席した。新成人を代表して田中雄一郎さん(吉原)が「これからは一社会人として埋もれることなく、個性を持った1人の人間として、自分の意思で物事を判断し、人生を歩んでいきたい」、浦邉夏帆さん(和田)が「いつか家庭を持ち、父と母のような温かい家庭を築き、両親が私にしてくれたように厳しく、深い愛情を持って子どもを育てたい」などと、それぞれが家族への感謝や夢を込めて決意の言葉を述べた。最後は兼平章範さん(吉原)が謝辞を述べ、第2部では中学時代の恩師のビデオレターを観賞した。