平和への祈りの言葉を書いた灯ろうを並べる参加者

 第46回「戦争犠牲者を悼み、平和を願うつどい『平和のともしび』」(同実行委員会主催)が16日、御坊市薗の喫茶「橋」駐車場で開かれた。

 毎年、終戦記念日翌日の8月16日に実施。コロナ禍で中断し、昨年4年ぶりに開かれた。まず事務局長の橋本武人さんがこれまでの経過を報告し、「約半世紀前、第1回を開催した時には戦争への危機感があり、ほかに声を上げる団体もなくこの活動を続けてきた。今は各地で九条の会なども活動しており、このつどいを終了することも検討する」とした。

 実行委員長の中西満寿美さんがあいさつに立ち、ウクライナ、ガザ等で戦火の続く世界情勢に触れて「戦争のない社会をつくっていきましょう」と呼びかけた。年金組合日高支部の女性らが「翼をください」などをコーラス。平和への祈りをそれぞれ記した灯ろうに火をともしていった。「一日も早く戦争が終わりますように」「無窮(むきゅう)の平和」「お父さん見ていてね」などと書かれた灯ろうが並んだ。