和歌山高専(角田範義校長)は14日、卒業証書、修了証書、学位授与式を行った。新型コロナウイルスの感染防止のため規模縮小で行い、本科生150人、専攻科生24人が学び舎を巣立った。
本科と専攻科の卒業・修了生と教職員、送辞を担当する在校生のみ出席。証書も例年本科4人、専攻科2人に授与していたが、短縮のため本科1人、専攻科1人で行った。
角田校長は証書を授与したあと式辞。最初に「新型コロナウイルス対策のため、皆さんの晴れの姿を在校生や保護者の方にお見せすることができなくて残念です」と前置きし、「いつか高専出身者がノーベル賞を受賞する日が来ると思っています。皆さんはその候補です。夢を持って臨んでください」とエール。
卒業生代表として電気情報工学科の今西惇登さんが「高専で得た多くの思い出や学びを糧に、壁にぶつかったとしても乗り越えていきます」と答辞を述べた。
卒業生は本科の知能機械工学科34人、電気情報工学科34人、物質工学科40人、環境都市工学科42人、専攻科はメカトロニクス工学専攻11人、エコシステム工学専攻13人。
写真=証書を受ける専攻科修了生