卒業証書を受け取る学生

 和歌山高専(北風幸一校長)は15日、体育館で卒業証書・修了証書・学位記授与式を行い、本科157人、専攻科33人の合計190人が巣立った。

 本科代表4人、専攻科代表1人に証書を授与したあと、北風校長が式辞。「AIの進化など、皆さんを取り巻く社会環境は日々刻々と変化している。高専で学んだことを基礎とした上で、目前にはない課題を見つけ出し、新たな知識や技術を習得し、未知の領域を開拓してください」とエールを送った。

 卒業生答辞は知能機械工学科の小林駿斗さんで、コロナで制限された学校生活を振り返りながらも「コロナによって変わった日常も大切な思い出です」と述べ、「高専で学んだことや経験を生かし、立派な社会人になるよう励みたい」と決意を示した。