JRきのくに線御坊~紀伊田辺駅間を運行していた113系が13日を最後に引退した。

 春のダイヤ改正に合わせた車両の入れ換え。113系は国鉄時代の車両で一般的だったが、現在はJR西日本の一部の路線のみ採用。なかでもきのくに線は、4両編成の運転席のない中2両を改造した希少な2両編成で、ブルーの塗装が特徴的なご当地車両。2002年に導入され、和歌山の田園地帯を走るほのぼのとした姿が親しまれていた。

 ラストランとなったこの日は、最後の姿を収めようと鉄道ファンらが御坊駅などで写真を撮り、別れを惜しんでいた。

 電車に詳しい自営業小池淳司さん(37)=御坊市湯川町財部=は、「113系はその見た目から『食パン』電車ともいわれていました。最近の車両と違い、モーター音が大きく座席も直角で乗り心地はよくないですが、電車好きにはそんなところも魅力。レトロな車内も好きだったので、引退はさみしいですね」と話していた。

写真=引退した113系ご当地車両 (13日夕方、日高川町小熊で撮影)